悪性中皮腫の治療について

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悪性中皮腫は胸膜や腹膜に稀に発生する進行度の高いがんです。アスベスト問題で広く知られるようになりました。

1年後生存率は5割、5年後生存率は1割と言われるほど、治癒の困難な病気です。


がん治療には大きく分けて3種類の方法があります。外科手術と放射線治療、それに化学療法(抗がん剤)です。

通常、がん治療の分野では、治療行為自体が患者の負担になるため、治療の効果とリスクとのトレードオフが常に考慮されます。治療によってがんが縮小する以上に、患者が衰弱する事があるためです。

ですが、悪性中皮腫は極めて進行が早いため、これらの治療方法が総動員される事も少なくありません。


悪性中皮腫の治療には、まず外科手術で患部を取り除く事を目指します。場合によっては肺や横隔膜の一部も摘出します。

手術が出来ない場合か予備的に、高エネルギー放射線によりがん細胞を殺す放射線治療を行います。体外照射に加えて、チューブに放射性物質を入れたものを体内に置いておく腔内照射も行われます。さらに、手術中に薬品と放射線によるがん細胞への攻撃が行われる事もあります。

胸腔や腹腔内に水が溜まる事があるので、太さ1cm程度のチューブを差し入れておく胸腔穿刺や腹腔穿刺も行われます。これは入院中のみ行われます。モルヒネを同時に投与するのでそれほど痛みは感じません。

さらに、抗がん剤による化学療法やDC療法も行われます。DC療法は患者が副作用に耐えられない場合に用いられます。また、悪性中皮腫に効果のある抗がん剤も少なくない為、効果を確認しながら治療が続けられます。

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